こんな最終講義、やってみたかった。

私にとって衝撃的な講義(NHK BS放送)でした。

10年前のカーネギー・メロン大学での講義ですが、「最後の授業ランディ・パウシュ」というタイトルでユーチューブで視られます。

1.当時46歳の彼はステージ4のガンで、実際この講義が最後の講義となりました。

2.彼の病気は学内に知れ渡っており、学生・教職員で超満杯でした。冒頭、ステージで腕立て伏せを数回披露し、「私以上にこれをやれない人は、私に同情する権利はない」という絶妙のアイスブレーキングから講義開始でした。

3.彼の言葉は大学内に掲示されています。たぶん彼の手書きの字だと思いますが、多少読みにくくても、やはり肉筆は迫力がありますね。

  ”The brick walls are there to stop the people who don’t want it badly   enough. They’re there to stop the OTHER people.”

壁は本気でない人を諦めさせるためにある。もしあなたが最も本気だったら、壁はあなた以外の人をとどまらせてくれる。

4.彼の指導した学生チームがヴァーチャルリアリティのプレゼン(テーマは忍者)したとき、突然ビデオが中断しました。学生たちは効果を上げるために忍者のコスプレで臨んでいましたが、そのなかの一人が「なんという恥辱!切腹して詫びする。」といって腰の刀を抜刀して切腹のマネをし、ステージに倒れました。その後、ビデオを巻き戻して無事終わりました。彼はその間、ずっとステージ上で寝転がったままで、最後に他のメンバーが引きずっていきました。

彼は現在、カーネギーメロン大学の職員として働いていますが、この出来事がハプニングだったのか、それとも計算づくだったのか?どちらにしても素晴らしいプレゼンのエピソードでした。

5.奥さんの誕生日に合わせたのでしょう。奥さんのバースデーソングを出席者全員に歌ってもらい、ステージ上でキス。悔しいけれど、こんなイキな計らいはちょっと日本人にはできませんよね。

これ以上のネタ晴らしは遠慮します。ぜひユーチューブで視てください。一時間ちょっとですが、きっと短く感じると思います。

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