先日の日経新聞のアウディ”Audi”の広告にこのような写真が使われていました。カッコいいモデルの立ち位置から、自然と車の後部に目が行きます。これまで車のデザインはフロントグリルのデザインに主眼が置かれていたように思われますが、ヒネクレ者の私は、いつも前を行く車の後ろ姿（デザイン）に興味があり、特に英国車ジャガー”Jaguar”のセクシーな後ろ姿が大好きでした。
ようやく自動車会社もクルマの後ろのデザインに注目する消費者が増えてきたことに気づいたのかと思わせるコマーシャル写真でした。そういえば、昔から我が国にも「バックシャン」というコトバがありますね。これは英語のバック(後ろ）とドイツ語のシャン（美しい、美人）の合成日本語だそうですが、和服の帯の美しいお太鼓結びなど、素晴らしい文化だと思います。
その意味で、人体の彫刻も背中側も鑑賞できるような展示方法が好きです。スペースをとるので美術館側も大変でしょうが・・・・・。上野の山の西郷さんの彫刻のお尻は見事ですよ。