丸井から学んだこと

超高級観光列車「ななつぼし」を開発されたJR九州唐池相談役は、若いころに突然「丸井」本社に研修に行かされたそうです。日本経済新聞「私の履歴書」には、その当時の「なんで俺が? なんで鉄道と無関係の割賦販売デパートに?」という戸惑いと同時に、その時のマナビがその後大いに役に立ったと述懐されています。

(1)研修初日から、すれ違う本社社員が笑顔で挨拶してくれた。(2)研修初日には名刺ボックスが用意されており、その上には小さなメッセージカードが添えられていた。(3)制服に着替えるためにロッカーを開けると、ハンガーに小さな花束が置かれていた。(4)社員は出来るだけ競合店に行って調査することを求められていたが、入店時と退店時に必ず店内に向かって一礼をしていた。 (5)会議では、発言しないと次回から呼ばれなくなるため、発言や質問が数多く交わされていた。

上記の(1)~(3)は、今年も入社してくる新卒社員に、入社初日に「この会社に入って良かった」という「刷り込み」をしてしまう効果があると思いますが、如何でしょうか?また、上記(4)は、例えば建設会社や製造工場などで毎朝現場に入る時、夕方に現場を去る時に現場に向かって深々と一礼する ー かっこいいですね。

そういえば、哲学者森信三のこんな言葉があります。私は沖縄ANAホテル勤務時代、現地の書道家に書いてもらい額装して総支配人室に飾っていました。

時を守り

場を浄め

礼を正す

「場」という字は、偏(左側)が「土地の神を祭るために柱状に固めた土」を表し、旁(右側)が「太陽が地上に上がる様子」を表しているそうですね。そう考えると、「会議場」も神聖な場所であり、森信三の言葉がそのまま当てはまります。居眠りなど許されませんね。

 

 

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