恨み晴らさでおくものか~

先日、国立博物館の収蔵品である一体のワラ人形が紹介されていました。通常は恨みを晴らすために五寸釘が1本打ち込んであるのですが、これには6本(1本は抜け落ちている)の釘が打ちこんであり、恨みの深さが際立っている ー これが博物館収蔵の理由だそうです。

 

そして今朝、昔シンガポールで、薄く切ってお粥(コンジー)のトッピングとして毎日のように食べていた「油条(ゆうじょう)」を見つけ、さっそく買い求めました。(写真参照) そのままかぶりついてピールのオトモとしても美味しいです。 「油条」にもおどろおどろしい「恨み」の故事があることを知りました。

 

「岳飛は金国(いまの東北地方・満州)の南侵を阻止し、勇ましく抵抗した南宋の名将である。彼は勝利を勝ち取り強敵金軍を国境外に追い返そうとしたその矢先、南宋の宰相秦桧は岳飛にありもしない罪名をきせ、岳飛は処刑された。このため邪悪な秦桧は人々に憎まれ、万民に罵倒されるようになった。ある茶屋の店主が人々の憤りを朝食のオカズに表現しようと思いついた。彼はまず、小麦粉に水を混ぜてこねながら細長く伸ばし、短い棒状のものにし、二つ重ねて秦桧夫妻になぞらえ、それをくるくるまわしながら30センチ位の長さの螺旋状の「条子」をつくり、それを大鍋に沸騰する食用油の中に投じて揚げた。つまり奸臣秦桧夫妻を油で揚げ、徹底的に打ちのめしてやるという意味合いが秘められていた。」

 

これが「油条」のルーツだそうです。ワラ人形も怖いですが、こっちの方がさらに怖いですね。いま中国では習近平主席の権力基盤強化がかまびすしいですが、いったん権力の座を手放した時の国民からの反撃への恐怖が彼を駆り立てているのではと考えます。ロシアのプーチンも、あの落ち着きのない奥目の動きを見ていると、彼もやはり同様の恐怖にとらわれているのではないかと推察しています。いかがですか、オノオノ方?

≫ コラム一覧へ

ご依頼・ご質問などお気軽にお問い合わせください CONTACT