賢治随想

 以前、学会の帰途、岩手県花巻にある宮沢賢治記念館に立ち寄りました。まだ大谷選手が花巻東高に入学する前です。館内には賢治が愛用したチェロなどとともに、凄まじいほど推敲を重ねた手書き草稿が何枚も展示されていました。<下のURLをクリックしてみてください>

 私にはほとんど判読不能でしたが、目を凝らしているうちにふと「何ごとの おわしますかはか知らねども かたじけなさに涙こぼるる」という西行法師の和歌が頭に浮かびました。

 長崎県外海の遠藤周作文学館でも同じような草稿に接し、感動しました。現代作家の多くはワープロで原稿を書き、別に最初のところだけを原稿用紙に手書きして出版社に渡すようです。私は絵画でも下絵(デッサン)を見るのが好きです。皆さんは如何ですか? 展覧会でも、下絵が入手可能な場合にはペアで展示してくれればいいなと思います。以前ヒロ・ヤマガタの全集を見たことがありますが、一見子供っぽく見える絵とうらはらに、彼のデッサンの素晴らしさに驚きました。

 なお賢治のチェロ(あまり上手くなかったそうです)は、生誕100年を記念して世界的チェロ奏者ヨーヨーマが「セロ弾きのゴーシュ」に出てくるトロイメライを演奏したそうです。なかなか粋な心配りですね。このメールを送ったら、久しぶりに「セロ弾きのゴーシュ」を読みなおしてみます。
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