もののあはれ

落語家小三治師匠は、マクラでしばしばフランク永井の「公園の手品師」を口ずさみます。~鳩が飛び立つ公園の イチョウは老いた手品師、老いたピエロ~。 また良寛は「裏を見せ表を見せて散るもみじ」と詠っています。このように、風に吹かれてはらはらと舞い散る秋の落葉は、私たち日本人に古来からの「もののあはれ」を思い出させてくれる大切な贈り物です。その贈り物の包装紙が無粋なネットとは!落ち葉掃除や銀杏落下防止が大変なのでしょうが・・・違った意味で「もののあはれ」を感じます。

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