新聞に霊長類学者の河合雅雄さんの死去が報じられていました。河合さんは、子ザルが「群れ」て遊ぶことを通じて社会性を身につけていると説きました。今日、コロナで「密」が目の敵にされていますが、それでなくとも子供たちの行動からみんなで遊ぶことが少なくなっています。私たち大人が、地域コミュニティとしてナントカセントイカンと痛感しています。
20世紀を代表する哲学者ヨハン・ホイジンガは、人間とは「ホモ・ルーデンス 遊ぶ人」であると定義づけています。彼によれば、遊びは文化に先行しており、人間がこれまで育んできたあらゆる文化は全て遊びの中から生まれたと言い切っています。