あるビジネス雑誌に高名な医師のこんな談話が載っていました。「飛行機事故は離陸時と着陸時に起きます。従って、巡航速度で飛び続けていれば事故は起こりません。酒も同じで、適量を毎日欠かさず飲み続けることが健康につながるのです」 素晴らしい!当時 航空会社系ホテル会社に勤めていた私にとって、まさに神のお告げです。以来約30年間、わたしはこの有難いお告げを、毎晩歯を食いしばって守っています。
ところが最近の新聞に、アイルランド政府が「3年後からはアルコール飲料のラベルにガンなどの健康被害を標示する」と発表したことが出ていました。すぐに思い浮かんだのが、アメリカのタバコのおどろおどろしいパッケージデザインです。
ただし警告はアイルランド国内で販売される製品にだけ記載され、輸出向けのウイスキーやビールは対象外とのこと。 他の国の人の健康被害はどうでもいいのでしょうか? しかしいずれにせよ、この流れは近いうちに我が国にも押し寄せることでしょうね。
ところで噺家の古今亭志ん生師匠は、今わの際までガーゼにビールを浸してチューチュー吸っていたと伝えられています。私もあやかりたいあやかりたい。