ガネーシャの大阪弁処世訓

先日、知人とフェイスブックで交信している時にふと水野敬也『夢をかなえるゾウ』を思い出し、備忘録を読み返しました。ガネーシャ(主役のゾウの神様)が大阪弁でしゃべる人生(処世)訓には改めて感服しました。これが標準語だと説教臭くなるんですが・・・。今年の最終授業には、プリントして学生たちに餞別代りに配布する予定です。もしかしたら、以前、紹介したかもしれませんが、最近はなにしろ「BRAIN ROT 脳腐れ」状態なので 念のために再掲します。なおこの本は、第一巻がとても良かったので3冊ほど続巻を読みましたが、正直ガッカリ! やはり多くの場合、最初が一番いいですね。

まずは、あなたと会えて楽しい、うれしい、そういう思いを持ちながら話してみいや。ええか? 気分は伝染するんやで。

 世の中のほとんどの人は、自分の周囲の動きに反応しているだけなんや。自分の人生を手に入れとる奴らはな、全部自分で考えて計画立てて、その計画通りになるように自分から世界に働きかけていくんや。分かるか?

 自由な時間ちゅうのはな、自分がこれから成功していくために「自由に使える」一番大切な時間なんや。今やっていることの一部をやめるとかして、自由な時間を出来るだけ多く作り、それを一番大事なことに使え。

 人間ちゅうのは不思議な生き物でな。一番お世話になった人や、一番自分を好きでいてくれる人を一番ぞんざいに扱うんや。例えば・・・親や。

 人は自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まるんや。人のええところ見つけてホメるなんちゅうのは、もう、なんや、大事とかそういうレベル通りこして、呼吸レベルでやれや!けど、人のいいとこをホメたら、盗めよ。

 「人はいつもどういうことを考えてるんですか?」「まあ、ほとんどが自分の事やな。人と話してる時もたいがい考えているのは自分の事や。この人、俺をどないおもうてんねんやろ? 俺、なめられてへんか?そんなことばっかやん。」

 本を読んだり、人に聞いたりして知識を頭に入れるだけでは、人間は絶対に変われへん。人間が変われるのは、立って、何か行動をしたときだけや。では、何から始めるか。それは、これまで「やらずに、あるいは途中でやめて後悔していること」や。

 「腹八分」はささいなことに見えるかもしれんけど、そうやって自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活変わってくるで。

 人は他人のことはよく分かっても、自分のことになると分からなくなることが多い。自分が一番得意なことを人に聞いてみたらどうか?聞くのはタダだし、やってみる価値はありそうだ。

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