先日、佐世保近郊佐々町でシラウオの踊り食いを楽しみました。早速得意の知ったかぶりで店のご主人に「私の郷里博多ではこれをシロウオというんですよね」と話しかけると、「あれはハゼ科の魚で全く別もんです」と言われ、隣の女房から冷たい視線のシャワー! 気を取り直して近くの清流でシラウオ漁の写真を撮りました。川沿いの桜は、開花時期が異なる桜を交互に植えて、出来る限り長く楽しめる工夫をしているとのこと。
以前、川沿いに桜を植えるのは、見物客が土を踏みしめることで自然に川の氾濫を防ぐ堤が出来上がっていたと教えてもらいました。そういえば素麺「揖保乃糸」で有名な揖保川には「畳堤」があります。防波堤には一定間隔に広いスリット(切り込み)が入っており、普段は川面の景観が楽しめます。洪水が襲ってきたときには近所の住民が自宅の畳を差し込めば、水で膨張して十分防水効果があるとのことでした。我々はともれば防災インフラをすべて自治体に依存しがちですが、何事も公助と自助のバランスが大事ですね。