“Trump expected to sign order of gutting Department of Education”
これは今朝のアメリカABCニュース放送の表題です。私は ”gut” という英単語は、「ガッツ、根性」あるいはアコースティックギターの弦(ガット)くらいしか知らなかったため、「トランプ大統領が教育庁に活(根性)を入れる法案に署名する予定である」と解釈し、彼のこれまでの言動とは真逆ではないか?と違和感を持ちました。辞書を調べると、動詞は「内部を焼き尽くす、骨抜きにする」という意味で、これなら表題の表現はナットクです。
ナットクはしましたが、トランプは教育庁を焼き尽くしたあとのビジョンを全く示していません。これではナットクできません。
やはり英語に限らず外国語を読むときには、単語の意味を覚えているだけでなく、社会の動きをしっかり把握しておかなければミスリードされてしまうことがあり得る ー 改めて今回思いしらされました。「だから新聞を!」と学生諸君に言うのですが、いま新聞を購読していない家庭も増えているようです。嗚呼。