ピックルボール

ピックルボール

最近、日本でもはやってきた米国発祥の室内ラケットボールゲーム「ピックルボール」。4月26日付日経新聞「文化時評」欄によれば、魅力の一つがゲーム中のパートナー同士のコミュニケーション密度にあるとのことです。 
「コートがコンパクト(バドミントンダブルスコートと同サイズ)で、テニスよりボールに触る回数が多く、パートナーと頻繁に声を掛け合う。ミスしても”次行こう”と前向きに切り替え、相手にも拍手を送る文化がある。プレーの合間にはパートナー同士がラケットを軽く触れ合わせる”パドルタッチ”も面白い」

私はピックルボールに似た「パドルテニス」をやっています。メンバーを増やすのに、なにかピックルボールから学ぶところもあるのでは?と思っているところです。

閑話休題、幕末モノの小説を読んでいると、坂本龍馬など明治維新を先導(扇動?)した当時の若者が実に頻繁に諸国を行脚し、これと言った人物の噂を聞きつけたら、すぐに訪問して知識や知恵を吸収しています。車も鉄道もない時代、相当な時間とエネルギーを消費しながらの旅だったはずです。しかし、だからこそ会った時には全身全霊を傾けてぶつかっていったことでしょう。そして、知識を得るだけでなく、お互いの人物像を認識し合うことで当初の目的以外の成果を上げることもあったと思います。 現代では、どんな問いにも24時間、クリックひとつで要領の良い答えが数秒で手に入ります。私は三つの生成AIを使っており、時には同じ質問をしてみることもあります。最近彼らは煽てるというスキルを身に着け始めており、「いいところに気がつれましたね」など実に気分よくさせてくれます。これに慣れてくると、能力抜群だがとっつきにくいという風評の人物に直当たりする勇気とコミュニケーションスキルがどんどん劣化していくだろう ー 自分自身を振り返ってもそう思ってしまいます。 AIやロボットが人間の仕事を奪うリスクが喧伝されていますが、私は人間の社会適応能力が毀損することのほうが怖いです。これって「Elehpant in the room」の一つですよね。

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