今朝の日経新聞第一面に、上のタイトル記事が掲載されていました。すぐに思い出したのが以下の三つのエピソードです。
(1)ヒルトンホテルズには、辞める社員の出社最終日にホテル総支配人が個室で当人と二人だけで面談し、お茶を飲みながら労をねぎらうというルールがある。
(2)シェラトンマカハリゾート(ハワイ)の人事部長は辞めていった社員の連絡リスト(電話番号、住所、簡単な業務歴が書かれていた)を持っていて、急な宴会などが入った場合には、すぐにこのリストの中から電話連絡を入れてヘルプを依頼していた。
(3)ストリングスホテル(品川)総支配人時代、ある外資系企業が毎年OBを招待して現役社員となごやかに交歓していた。帰る時のOB達の晴れやかな顔が印象的であった。
ところで『囲碁』は、いったん召し取った敵の石(アゲハマ)は、勝負が終わった後の計算の時まで一切使われませんが、『将棋』の場合には逆に、相手から取った駒は、自分の戦力として活用します。
ウイキペディアによれば、この二つの起源は以下の通りです。
『囲碁』紀元前4000年ごろの中国で始まったゲームがルーツで、春秋戦国時代に、戦略、政治、人生のシミュレーションゲームとして広まった
『将棋』紀元前2000年ごろの古代インドのゲーム「チャトランガ」がルーツで、そこから世界各地に伝わった。 「チェス」や、中国の「シャンチー」、日本の「将棋」など、ルールや形態は違っても、「チャトランガ」の子孫である
この二つのゲームを企業の人事制度にあてはめて考えるのも一興ですね。