噺家(はなしか)殺すにゃ刃物はいらぬ。その後は、「アクビひとつで頓死する。」と続きます。昔の芸人は、それほどお客様の反応に真剣だったということです。
私は古典落語が大好きで、いまでも年に1,2回は寄席に行きますが、最近では落語家もテレビのスタジオ出演が多く、実際に自分たちの芸がお客様にどのように受け入れられているかを実感することが少なくなっているようです。先代の三遊亭琴馬なんか・・・・などと言っていると歳がばれますね。
落語家にとって最も怖いのがお客様のアクビだとすれば、ホテルマンにとって最も怖いのは火事と食中毒ですね。入梅とともに食中毒のシーズン突入です。大切なお客様を食中毒から守るためには、まずは自分自身の衛生管理が絶対に必要不可欠です。調理スタッフだけでなく全スタッフが高い衛生意識をもってこのシーズンを乗り切りましょう。