先週、岩手県立大学に出張した際、花巻の宮沢賢治記念館を訪れました。短編「セロ弾きのゴーシュ」を想起させる賢治愛用のチェロ、大好物が蕎麦と三ツ矢サイダーの「セット」であったというエピソードなど、入館料の3倍くらい楽しみました。当時、三ツ矢サイダーは蕎麦の3倍くらいの値段だったそうですよ。
わけてもすざましい推敲の跡がわかる原稿（添付）には圧倒されました。
10年ほど前、ゼミ生（3年生）を長崎県外海（ソトメ）の遠藤周作記念館につれていき、同じような推敲の跡が残る生原稿を見せて、翌年の卒業論文作成の覚悟を迫ったことを思い出しました。
私は一昨年から「オーケストラ指揮者から学ぶホテル総支配人のシゴト術（仮題 長すぎ！）」を書いているのですが、いつもいつも書き直しばかりで少しも前に進まず、悩んでいました。しかし、新年早々、宮沢賢治から「まだまだ、もっと悩め！」というお年玉のメッセージをもらいました。
