いま 我が国と米国で、次のリーダーを選ぶ大事な政治イベントが行われていますね。両国のメディアとスポンサーとコメンテーター達は絶好の機会ととらえて、貴重な電波を使って連日連夜の大騒ぎ。ここで思い出すのは、『トム・ソーヤーの冒険』などで知られるマーク・トゥェインが言ったと伝えられる辛辣な警句です。(最初に言ったのは誰かについては異論もあるようです。)
”Politicians are like diapers – they should be changed regularly and for the same reason.”
「政治家はオシメのようなものだ。何故? それはどちらも定期的に取り換えなければならないからだ。理由は分かるだろ?」
原文では、”Politicians” となっているのが味噌醤油です。この単語にはどちらかといえば「政治屋」的なニュアンスがあり、リーダーシップと信頼感を持った優れた政治家は、”Statesman” と呼ばれることが多いようです。 現在テレビに登場している多くの候補者のなかから、どうすれば少しでも”Statesman” に近い人物を選ぶことができるか? いま私たち一人一人の政治リテラシーが問われているのでしょうね。第二次世界大戦が終わって約80年、いま世界は危機的な状況のとば口に立っているのでは?
蛇足ですが、ハリソン・フォード主演の映画のタイトル「今そこにある危機」の原題は ”Clear and Present Danger” でした。