キム・ノバクって本当に可愛かったのですね。
(1)イギリス人女性家庭教師が「スライスした状態でパンを包装している。これがアメリカの豊かさなのね」と言うシーンがありました。これは単なる文明批評ではなく、イギリス人特有のシニカルな物言いを表現しているのではと思いました。大きな食パンを自分で好みの厚さに切ったときのかぐわしい香り…私たちが忘れている大切なものではないでしょうか。 でも最近、佐世保でも独自の食パンを売り出す店が増えてきていますが、そのほとんどは一斤単位で売られています。
イギリス人のシニカルな物言いといえば、英国人指揮者サイモン・ラトルがベルリン・フィルのバイオリンパートの音がなかなか揃わなかったときに「そこは一人で弾けば揃うかもしれないな」と言い、謹厳なドイツ人演奏家たちから「強烈な皮肉」と受け取られてしまったそうです。多国籍化が進む組織では、ジョーク一つにも気をつけないといけませんね。反省!
(2)主人公がニューヨークで働き始めた場所が「セントラルパーク カジノ」でした。ギャンブルの場面が出てこないためネットで調べると、セントラルパークに実在した社交レストランでした。 カジノの語源は「カーサ 小さな家」で、名画「カサブランカ」を訳すと「白い家」ですよね。あの映画の舞台は、白い漆喰の家がたちならぶモロッコ最大の都市でした。
(3)主人公が亡き妻を回想するシーンで”We were gay frends.”と語っていました。 “gay” という単語は、今はもっぱら同性愛者に使うため、一瞬ドキッとしてしまいました。言葉の意味も、世につれ変わっていくのですね。
映画っていいですね! さよなら、さよなら、さよなら・・・