生うに事件

全日空シンガポールホテル内寿司店が築地魚市場に生ウニを10箱注文しました。ところが発注担当者がFAXを送るときに間違って10キログラムと書き、三日後に到着。

大量の荷箱に驚愕した店主はウニよりも赤い顔で担当者を怒鳴り上げ、やむなく大部分を「蒸しウニ」にして冷凍保存。少しづつ解凍してお土産用ウニ飯オニギリをつくって処分しましたが、半年ほどかかりました。当時この発注担当者であった私にとって「忘れたくても思い出せない」悪夢です。

しかし、平昌オリンピックでノルウエー選手団シェフが地元スーパーにタマゴ1,500個を注文したつもりが、15,000個配送されたというニュースを知って、30年前の悪夢を思い出した次第です。Google翻訳の不備が原因とも言われています。

平昌のスーパーは13,500個の返品を受け入れて事なきを得たそうですね。メデタシメデタシ!

 

それにつけても、築地市場もこのスーパーも、注文を受けた段階でオカシイと思わなかったのでしょうか?もし電話で注文していたら、こんなことはなかったのでは。あるアナログ人間の恨み節です。

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