フィンランドのイケメン指揮者、パリ管弦楽団音楽監督クラウス・マラケの言葉です。
「今は指揮者が独裁的にすべてを司る時代ではない。しかし指揮者にはやはり大きな責任がある。オーケストラと指揮者の間で最も大切なものは信頼である。私(指揮者)が演奏家を信じれば、彼らも私を信頼してくれる。私が信頼を態度で示さなければ、彼らも私を信じてくれない。彼らのソロ(専門分野?安徳)のところで私が細かく指示を出したら演奏家の自主性が失われ、音はそろっても、音楽としては魅力を失ってしまうので彼らの邪魔をすべきではない。私は彼らの顔をシッカリと見て指揮する。指揮において、腕や手の動きにさほど意味はない。指揮者のたたずまい、視線、表情や体の動きのほうが重要だ。」