数年前の世界経済フォーラム「World Economic Forum 通称ダボス会議」では、”IKIGAI (生き甲斐)”という日本語が話題になったそうですね。ググってみると、”reason for being(生きる理由)”や ”the secret to a long, happy, meaningful life(長寿で幸せで充実した生活の秘訣”などと訳されています。
そのなかで私が一番納得したのが、“a reason to get up in the morning”直訳すれば「朝、起きる理由」です。
というのも、私は秋葉原通り魔殺人事件の犯人が犯行5日前の早朝にネット掲示板に書き込んでいたメッセージが頭の中にこびりついて離れないからです。それは、
「起きた。 なんでちゃんと起きるんだろ。 そのまま寝てれば楽なのに。
なんだかんだ言って出勤してる。 頑張る理由もないのに出勤してる。」
正面切って「あなたは生きがいのある生活をしていますか?」と尋ねられると迷ってしまいますが、今のところ毎朝3時ごろにはパッチリと目を覚まし、しばしば家の前で新聞を待ち受けていて配達人を驚かせています。
しかし、よく考えると私の”ikigai(生き甲斐)”は新聞ということになってしまいます。これもちょっと悲しいですね。