45年ほど前、マニラ駐在時に隣家の新生児を祝うために訪れると大きなデベソ。心配顔の私を横目に、母親はニコニコ笑いながら指で腹中に押し込み、その上に3センチほどの1ペソ硬貨をのせ、絆創膏を十文字に貼ってオシマイ!数か月後にはきれいに治っており、母親の知恵に感心したものです。
その後、そのことはすっかり忘れていたのですが、5年ほど前に終の棲家として購入した佐世保市内マンション12階から見た風景(写真を添付)を見たときの第一印象が、どういうわけか「デベソ」!
スイスのホテルスクールの玄関には次のような言葉が刻まれているそうですね。
“You never get a second chance to make a first impression.”
(いったん相手に与えた第一印象を、後から修正することは不可能である。)
どうやら、今後もこの山を見るたびに「デベソ」を思い出すことになりそうです。ところで、当時の1ペソは約40円でした。現在の交換レートは1ペソ=約2円です。大幅下落した今の1ペソ硬貨では、当時のようなキキメはないのではと心配です。