週刊文春10月4日号に「認知症最新研究でわかった、歩幅を広げると予防できる」という記事が掲載されました。東京都健康長寿医療センター研究所谷口氏によれば、「歩幅の狭い人は広い人に比べて、3.39 倍も認知機能が低下するリスクが高いことがわかった」とのこと。
新生児が歩けるまで約一年かかるように、うまく歩くという動作には非常に多くの脳内の処理が必要、つまり「歩き方」とくに「歩幅」は脳の状態を映す鏡だそうです。そして、「歩幅の目安には個人差があるが、性別、身長にかかわらず、65cm以上をキープすることが理想的です」とのご宣託!
恐れおののいた私は、もっと詳しく調べるべくパソコンに飛びつきました。ところが別紙のように、いろいろな情報が飛び交っており、あらためてネット検索は十二分な注意が必要であることを思い知らされました。 なお、歩幅の測り方として、記事の中で横断歩道の白線(幅45cm これは実際に測って確認しました)を使う方法が紹介されていました。つま先とかかとの間で白線を跨げれば、自分の足の長さが25cmの人であれば、歩幅は70cm (45cm + 25cm)となります。お試しください!
なお専修大学阿久津教授の学会報告によれば、私の年齢(77歳)の平均は約58cmとのことでした。認知症を積極的に遅らせるにはプラス10cmのガンバリが必要かもしれませんね。