「示準化石」っでごぞんじですか?

 最近、生物学者 福岡伸一ハカセの「福岡伸一の知恵の学校」シリーズにハマっているのですが、ある回でとても感動した話が、彼の著書『芸術と科学の間』に出ていたので、以下に引用します。

「示準化石というものがある。それが見つかることによって地層の地質年代を特定できる。たとえば、ある種のアンモナイトはジュラ紀の、三葉虫はカンブリア紀の示準化石となりうる。示準化石には三つの条件がある。(1)現生しない生物であること、(2)分布領域が広く、あまねく、容易に多数発見できること、(3)短期間のみ栄えた生物であること。

 急速に拡大した種は、その急速さゆえにどこかで破綻を来し、急速に滅びに向かう。何億年か先、人類は示準化石となる可能性が高い。」

【私の妄想】
 イカは驚くとアンモニアを放出し、狭い空間では自分が出したアンモニアで死滅してしまうと聞いたことがあります。

 将来、人類が自ら創り出した環境破壊によって他の惑星に移住したあと、残された地球で生き残り栄えていた生物、例えばゴキブリ、の地質学者が地層の地質年代を調査するときに人間の化石を示準化石として扱っている。

しかし、人間が地球を捨てて他の惑星に移住する場合、100億近い人間のうち誰を選ぶのか? 私たちはコロナワクチン接種のときに「トリアージ triage」という言葉を知りました。まさに「ノアの箱舟」ですね。

いかがですかオノオノガタ?

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