日経新聞【春秋】と【私の履歴書】

もう50年以上読み続けている日経新聞ですが、「大機小機」とともに、必ず目を通すのが一面下のコラム【春秋】と、最終面の【私の履歴書】です。【春秋】は必ず音読します。

たまたま今朝はこの二つの記事にアレっと思ったところと、ナルホドとひざを打ったところがありましたのでご紹介させていただきます。ただ思い込みの非常に強い私の意見なので、もしよろしければ皆様のご意見やご批判を頂ければ幸いです。
【春秋】セブンイレブンを巡る争奪戦がテーマでしたが、そのなかにこんな一節がありました。
「会社のステークホルダー(利害関係者)は、ふつう株主、経営者、従業員、取引先などを指す」

私はなぜ「顧客(お客様)」がステークホルダーの一番先に来ないのか不思議でなりません。いま専門学校でホスピタリティを教えていますが、二週間前の授業でステークホルダーについて話したばかりなので、とても目についた次第です。

【私の履歴書】今月は登山家でアウトドアスポーツウェア―専門「モンベル」創業者でもある辰野勇氏の半生記が紹介されています。今朝は以下の二つの文章に惹かれました。

(1)「日々の経営判断で、”決済”を下すのは、囲碁や将棋でいう定石で手を進めるようなもので、おおむね成功の確率の高い選択をする。これに対して”決断”は、将来を見据えて、今、あえて困難な道を選ぶことだと私は思う」
これを読んで、私はこれまでの約80年間、いったいどんな”決断”をしてきただろうかと考えました。答えは、残念ながら一つだけ「結婚」でした。
(2)「”幸せ”は、自分がそう思えれば、その瞬間になれる。そして、考えひとつでそうあり続けることができる」

御意!おっしゃる通りですね。私はグラフィックデザイナー佐藤可士和さんの「外見は一番外側の中身」の信奉者です。
だから例えば、毎朝ウオーキングですれ違う方の歩き方や表情を見ると、「自分が幸せである」と思っておられる方と、そうでない方がなんとなく分かると思っています。では、はたして私はどう思われているのか?気になります、とても。

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