「ブランド」の語源は、牧場から逃げた牛を探すときの目印として、牛のお尻近くに焼き鏝でつけた牧場オリジナルのマーク(目印)だそうです。
では競争社会の中で自社のブランド価値をどのようにして高め、維持するか? それが問題ですね。 最近聞いたのが高級カメラブランド「ライカ」の話です。ライカは、高級モデル(Mシリーズ、SLシリーズ、Qシリーズの限定モデルなど)の箱の中に白いコットン製の手袋を入れているそうです。ライカの箱を開け、手袋をはめるという儀式を通じて、実際にカメラに触れる前に、すでに「ライカを買って良かった、間違いなかった」という思いを購入者の胸に植え付ける、まるで牛のマークのように! やるな「ライカ」!
この逆張りを行ったのが、西武グループが1980年に立ち上げた「無印良品」です。しかし、いまや「無印良品 MUJI」も、それ自体がブランドになっています。