心理的安全性

心理的安全性? ナンノコッチャ? これは 英語 ”Psychological Safety” の、味もそっけもない日本語訳です。昔の日本人は苦心して素晴らしい翻訳語を作りました。 自由(liberty)、 権利(right)、 社会(society)、科学(science)、哲学(philosophy)、 経済(economy)、文明(civilization)、満足(satisfaction)などなど。

いまは新聞などでもこの「心理的安全性」は常用日本語として頻繁に使われていますが、当初、私は学生諸君に説明するのに四苦八苦した覚えがあります。

この言葉は、アメリカの巨大企業グーグル Googleが行った社内調査に端を発しているようです。グーグルは180以上のチームを選び、どのチームが業績を上げたか、そして成績上位チームにはどんな共通点があるかを徹底的に分析しました。結果は、メンバーの ①学歴、②入社試験の成績、③リーダーの統率力、④教育訓練時間 などを押さえ、堂々第1位となったのがこの「社会的安全性」でした。

「社会的安全性」? なにやらコムツカシイ言葉ですが、平たく言えば「風通しのいい職場・人間関係」です。グーグルは、その特徴を以下の三つにまとめています。
・ 失敗しても責められない。
・ 自分の意見を気軽に言えるし、聴いてもらえる。
・ 「こんなことを言ったら馬鹿にされるかな?」という恐れがない。

「そりゃ、グーグルのような優秀な人材がそろった企業には当てはまるかもしれないが、自分たちのような中小企業では・・・」という声が聞こえてきそうです。 でもヒトは一人一人誰でもたくさんの能力や経験を秘めています。しかし、いったん組織(会社)の中に入ると、なかなか自分の能力や経験をフルに発揮できなくなってしまう。そのうち、自分の能力や経験の価値を過小評価するようになってくる。 

みなさんの会社や組織の「心理的安全性」はいかがでしょうか? 尤もいくら風通しが良くても、今朝のような冷たい風が吹いていてはいけませんかネ?

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