「人工知能(AI)は教育を大きく変えつつある。著者自身、昨学期から宿題は提出したら満点としている」これは東京大学 大学院経済学研究科渡辺安虎教授が今朝23日の日経新聞に寄稿したコラム「AI 時代の人的資本蓄積」の一部です。
私はかねてより文章で最も大事なのは「冒頭のツカミ」であると言ってきました。たとえば若いころに書店で立ち読みしたシバレン柴田錬三郎『柴錬三国志』の冒頭は「おどろいたことであった。人間が空から降って来たのである」です。すぐに買い求めました。
それでも、この渡辺センセイの「ツカミ」には一瞬、目を疑いました。学生に宿題を出すとき、この方針を事前に伝えているのでしょうね? コラムでは渡辺教授はその理由を縷々説明してくれていますが・・・・。 いっとき大学(東大ではありません、念のため)で教鞭をとったことのある私にはどう考えても ”jump the gun(早まった行動をする、先走る、フライングする)” ではないかと思えます。大学の教務課は黙認しているのかなあ?
最近、東大は教員の接待強要疑惑や学長選任などで、あまり評判のよくない「ツカミ」を連発中ですが、こんなことでは現在継続審査中の国際卓越研究大学の認可もおぼつかないのでは? 東大を出ていないお前に言われたくない!という声がどこからか聞こえてきそうですね。お呼びでない? お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました!

