「歌は世につれ 世は歌につれ」

 
このタイトルは、NHK宮田輝アナウンサーの決め台詞でしたね。私が25歳くらいのころ、アメリカでタクシーに乗った時、カーラジオでオールディーズ(60年代の米国ポピュラー音楽 プレスリー、ニールセダカ、ポールアンカ、コニーフランシスなど)が流れていました。私がハミングしていると、運転手がびっくりして振り返り「日本人がなんでアメリカの歌を知っているんだ?」と尋ねました。

そういえば、当時は日本国中に外国の音楽があふれていました。 シャンソン、 ハワイアン、 フォークソング、 カントリー&ウエスタン、アメリカン・ポップス、 ラテン音楽、カンツォーネ、 ロシア民謡などなど。そしてそれぞれのジャンルごとに日本人歌手が日本語の歌詞で歌っていました。

多分当時の人々は、外国へのあこがれや好奇心を歌に託していたのではないでしょうか。そして、いま、これらの歌が流行らないのは、もう外国へのあこがれや好奇心が薄れてきているのでしょうね。それどころか外国人に対するネガティブな対応も目立ってきています。まさに「とても心配です。

【蛇足】いまロシアといえばウクライナ戦争がまず頭に浮かびますが、私が生まれて初めて買ってもらったレコードが、ダークダックスの「ロシア民謡集」でした。10年前に近ツリのパッケージでサンクトペテルブルグに旅行したとき、モスクワに向かう道路の脇に白樺林が広がっていました。その時、突然バスの中のテレビにダークダックスが映って「白樺並木」を歌い始めました。乗客のほとんどが高齢者だったこともあり、拍手が起こりました。いまでも、ホスピタリティの授業ではこのエピソードを紹介しています

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