最近ハマっている葉室麟の『墨龍賦』を読了しました。織田信長は狩野永徳に屏風「洛中洛外図屏風(国宝) 1.6M x 3.6M」を描かせ、信長はそれを上杉謙信に贈ったという史実が語られています。当時、永徳は弱冠23歳でした。
敵対する相手を懐柔するためにアート作品を贈る ー 最近の政治家には見られない美風ですよね。偶然、昨日のNHK4Kでこの屏風の特集がありました。虫眼鏡が無ければ見えないくらい精密な描写で、合計2,485人の老若男女が描かれており、その一例として、母親が路地裏で子供におしっこをさせている様子も描かれています。私も子供のころ、故郷(門司)でこんな風景をよく見ていました。なつかしくなってテレビ画面から写メしたので以下に添付します。
【蛇足】よく寺院の天井に龍が描かれていますね。これまで何気なく見ていましたが、この本によれば「龍神が水をつかさどる神であることから、仏の教えを雨として降らすという意味が込められている」とのことでした。 また一つ勉強になりました。

