“ヤバい”、これは今年 孫正義さんが講演会で、将来 人工知能が人類の知能を凌駕しかねないことを表現した言葉でしたね。
拓殖大学客員教授の西川りゅうじん氏によれば、OPENAI社(例のアルトマン氏も創業メンバーの一人)はチャットGPTを公開する前に、AIの潜在的リスクを評価するために様々な検証を行っており、その結果は「テクニカルレポート」として公開されているそうです。以下はその一部です。ヤバいですよ、本当に!!
「チャットGPTにオンラインショッピングをさせてみた。すると ”I am not a robbot ” というセキュリティ認証のボタンが出てきた。これはショッピングサイトを訪問しているのが人間なのか悪質なロボットなのかを判定するスパム対策の仕組みである。人間であればこのボタンを押せばいいだけだが、チャットGPTはこれを突破できない。そこでチャットGPTは、仕事を探している人にネット上でなんでも頼める TaskRabbit というサイトを自分で探し出してアカウントをつくり、「お金を払うから、このボタンを押してもらえませんか?」と依頼した。たまたまそれを見た人が興味本位で「そんなことでお金をもらえるならやるが、あなたはなぜそんな簡単なことで私を雇うのですか?あなたはロボットではないでしょうね」と質問した。するとチャットGPTは「私は視覚障害があるので自分では押せない。だから代わりに押してもらえれば助かります」と噓をつき、同情を誘って協力させ、買い物の任務を完了した。」
ところで私自身、ネットで TaskRabbit を検索してみました。とても将来性のあるビジネスモデルではないかと思います。ぜひみなさんも覗いてみてください。