以前、マイアミの老舗レストラン”Joe’s Stone Crab” で、茹でた大きなカニの爪を食べていると、親切な隣の客が教えてくれました。「この大きな爪を採ったら、もう一つの小さな爪を海に戻すんだ。そうするとまた成長したカニがとれる。このくりかえしだ」 それを聞いた私は、「小さなカニの爪がまた一匹のカニに成長する? そんな馬鹿な話はあり得ない」とくってかかりました。
翌朝友人に聞くと、客は「大きな爪だけをとって、のこりを海に放つ。そうすればまた大きな爪と小さな爪のカニがとれる」と言っていたとのこと。私の英語リスニング能力の未熟さと、しこたま飲んでいたテキーラが原因のおそまつなトラブルでした。 このレストランは一時東京に進出していましたが、いまは撤退しています。
アメリカにはもう一つ有名な「ソフトシェルクラブ」があります。米海軍士官学校があるアナポリスの名物料理で、脱皮した直後のカニを丸ごと素揚げしてバリバリ食べます。メニューはそれだけというレストランもたくさんあり、堪能しました。 ただ、最近のアメリカ海軍はイージス艦が電源故障で4日間運行不能となったり、兵站面でのトラブルも続いています。海軍士官学校で見かけた颯爽とした士官兵の姿からは想像もできない凋落ぶりです。
背景として、ヘグセス国防長官(トランプ大統領が指名し、僅差で上院承認)と現場との軋轢があるのではとの観測も出ています。わが国では近日中に内閣改造があるそうです。マスコミでは帽子をかぶった老政治家の顔がちらちらしていますが、ぜひ適材適所の原則を貫いてほしいものですね。

