日立が操業停止! ではありません。
ある日、新幹線内の電光掲示板に次のようなテロップが流れました。
「特急「ひたち30号」は、常磐線内で動物と衝突の影響で、仙台~いわき駅間で運転を見合わせています。いわき~品川駅間で臨時列車を運転します。」
つづいて英語のテロップ ー これが冒頭の ”HITACHI Operation Suspended“ でした。たったそれだけ!
JR東日本によると、これは英語力が問題ではなく電光板の機能面の制約が原因。全新幹線で電光掲示板の改修が必要になるため、早期の改善は費用面から難しいとこのと。(読売新聞2021年6月15日)
日立の外国人持ち株比率は約44%です。社内には外国人投資家がいなかったのでしょうね。株式市場での混乱はなかったようです。
新幹線が開始されたのは前回の東京オリンピックの年でした。以来、車体のデザインや速度は飛躍的に向上してきましたが、これ以外にも取り残されたままのものがまだ多くありそうですね。今回は、オリンピック・パラリンピックが開催されても外国からのお客様はそれほど多くはなく、また新幹線の利用も限定的とは思いますが、先行きが思いやられます。リニアに突っ走っているJR東海の電光掲示板はどうなっているのでしょうね。