どっちがボスだ！

１９６２年、ブラームスのピアノ協奏曲の事前リハーサルでピアノ独奏者（グレン・グールド）と音楽解釈の食い違いがドツボに入ってしまったバーンスタインは、演奏会当日、演奏前に短いスピーチをしました。その中で彼は「協奏曲では独奏者と指揮者、どっちがボスなのでしょうか？これは大きな問題です。しかし、私はグールドの音楽性も評価するので、今回だけは彼の解釈通り指揮します。」と語りかけました。今も語り継がれるエピソードです。