バイデン新大統領の就任式で、アマンダ・ゴーマン嬢が素晴らしい自作の詩を朗読し万雷の拍手を得ました。彼女は22歳(史上最年少)の黒人女性で、詩としては約5分と長めだったのですが、ユーチューブで見てその内容、落ち着いた自信あふれるしゃべり方、身振り手振りなど、私がトーストマスターで学んだスピーチ術の完成版と言ってい良い出来栄えだったと思います。
彼女はシングルマザーに育てられ、子供のころ言語障害に悩まされたそうですが、だからこそ一生懸命努力した結果でしょうね。松下幸之助さんが、「私は病弱で、貧乏で、小学校しか出てなかったのが幸いした」と言われていたことを想起させます。
まず最初に、「いつまでも続きそうなこの暗闇に、明るい光が刺すのはいつだろうか?」と問いかけます。そして最後に「必ず光はある、私たちがそれを見る勇気があれば。そして、私たち自身が光となる勇気があれば。」と結びます。 語り終えると、サンキューなどの謝辞を一切言わず、一呼吸おいてすたすたと退場!カッコいい!!!
ところで詩の中ごろにオモシロイ表現を見つけました。
“We lay down our arms so we can reach out our arms to one another”
“Arms” という単語が2度出てきますが、最初は「武器(銃)」、次は「両腕」という意味で使われているのではと推測しました。当たっていますでしょうか?